私は、ホロスコープには潜在意識のしくみが、記号のように表されていると考えています。
私たちの内側には、今の人生で重ねてきた感情の記憶があります。さらに、今生だけでは語りきれない、もっと深いところから響いてくるような感情の層もあるかもしれません。
そうした目に見えない思いや記憶を抱えながら、私たちはこの現実の世界で行動し、選び、日々を生きています。
だからこそ占星術では、まず「この現実を生きる力を支えてくれる星」「人生の軸になる星」を知ることが大切なのです。
潜在意識は、これまでの感情体験の積み重ね
私が考える潜在意識とは、心の奥にある感情体験の集まりです。
それは、今の人生の中で経験してきたことから生まれた思いもあれば、もっと深いところにある、理由のわからない反応や感覚も含んでいます。
私たちは、そうした内側の記憶を持ちながら、現実の中で人と関わり、選択し、行動しています。表面では何気なく過ごしているようでも、心の深いところでは、さまざまな感情が静かに働いています。
ホロスコープは、そうした内なる流れや反応の傾向を読み解くための地図でもあります。
占星術では、まず「人生の軸になる星」を見る
誰もが良く知っている12星占い。
これに親しんでいると、つい星座に目が向きやすくなります。
12星座占いは、太陽が生まれた時にどの星座にあったのかが基準で、お誕生日がわかればすぐに雑誌やネットの占いを見ることが出来るので、気軽に運勢を見ることが出来て楽しいですよね。
けれど占星術では、そこからもう一歩深く見ていきます。
まず大切なのは、「あなたの人生の軸になる星は何か」を知ることです。
太陽系にはたくさんの星があり、あなたの軸になる星が太陽とは限りません(もちろん太陽は大事な星ですが)
人にはそれぞれ、人生の中で働きやすい星があるんです。
その星が水星の人もいれば、金星の人もいます。火星のエネルギーが強く人生を動かす人もいれば、木星の広がりが軸になる人もいます
つまり、人生を支える中心のエネルギーは、ひとりひとり違うのです。
惑星にはそれぞれ違う個性がある
ここからが占星術の面白いところです。
水星、金星、火星、木星など、太陽系の惑星たちは、それぞれ異なる個性を持っています。
たとえば、水星は言葉や知性、学びや伝える力。
金星は心地よさや魅力、調和や楽しむ力。
火星は行動力や決断力、前へ進む力。
木星は成長、発展、可能性を広げる力です。
このように、惑星ごとに働き方が違うため、「私はどの惑星のエネルギーを軸に生きているのだろう」と知ることは、自分自身を理解する大きな手がかりになります。
自分がどんな力を持っていて、どんな形でその力を発揮しやすいのか。それが見えてくると、自分のことが少しずつわかりやすくなっていきます。
自分の軸の星を生かすと、流れが自然に整ってくる
自分の人生の軸になる星を知り、そのエネルギーを意識して生きるようになると、物事の流れが少しずつ自然に整ってきます。
もちろん、人生にはさまざまな出来事があります。悩みや迷いがあるのも、ごく自然なことです。
けれど、生まれ持った自分の中心の星を知り、その力を日常の中で生かしていくと、無理をしなくても、ご縁がつながったり、良い流れに乗れたりすることがあります。
それは、自分に合わない生き方をがんばって続けるのではなく、もともと持っている資質を、自然なかたちで使えているからです。
自分の軸の星に沿って生きることは、本来の自分の力を、少しずつ思い出していくことなのだと思います。
まとめ
みなさんも、それぞれにさまざまな人生経験を重ねてこられたことでしょう。
嬉しかったことも、苦しかったことも、思うようにいかなかったこともあったかもしれません。
けれど、占星術を知り自分の星を理解してからその歩みを振り返ったとき、実は多くの経験が、生まれ持ったエネルギーに導かれるように起きていたと感じることがあります。
だからこそ、「私はこういうエネルギーを持って生まれてきたんだ」と知ることは、とても大きな癒しになります。







