蠍座のアンタレスに導かれる新月
12月は新月が2回あります
今月は、新月が2回あります。12月1日と、12月31日です。2024年の締めくくりでもあり、2025年の始まりを一歩早く感じるようなひと月になりそうですね。
11月20日に冥王星が水瓶座に入り、今後20年は水瓶座に滞在します。そのため、なにか空気感が変化したように体感しているかたも、多いのでないでしょうか。
その意味ではすでに、2025年は始まっているように思います。
12月1日の新月のエネルギー
新月の太陽と月は、射手座9度。ここにはアンタレスという恒星があります。
プラネタリウムで見たことはありませんか?
夜空に輝くさそり座の中心に、ひときわ大きく、赤く光る恒星。アンタレス。
ロイヤルスターのひとつ・アンタレス
夜空にはたくさんの恒星がありますが、なかでもロイヤルスターと名付けられている明るい星があります。
ロイヤルスターは、東西南北に4つ存在しています。
・アルデバラン(おうし座α星)・・・東
・アンタレス(さそり座α星)・・・西
・フォーマルハウト(みなみのうお座α星)・・・南
・レグルス(しし座α星)・・・北
西洋占星術ではおもに、太陽系の10惑星を読みますが、実は私たちは太陽系のはるか先に輝く、恒星の影響もうけているのです。
なかでもロイヤルスターを生まれたときのホロスコープの重要な位置に持つ方は、大きなエネルギーをもって生まれてきたと言えます。
実際のアンタレスは、夜空の星座ではさそり座に位置しますが、ホロスコープとして計算すると、ちょうど今回の新月が起こる射手座9度で輝いています。
ですから今回の新月は、アンタレスのエネルギーに導かれていることになります。
アンタレスの西洋占星術的な解釈
実際夜空に輝くアンタレスは、まるで火星のような赤い色をしてます。
火星のことを「アレス」と言いますが、アンタレスは「アンチ・アーレス」、火星に対抗するものとして名づけられました。
アンタレスは、逆転の星と言われています。
火星のようにパワーあふれる火のような性質をもち、物事に挑戦していく力を持っています。
そのため、予期しない出来事や、争いなどに巻き込まれることがあるでしょう。
けれどアンタレスは、逆転の星ですから、一時はどうなるかと思えたことも、乗り越えて、さらに大逆転していくという大きな力を持っています。
そのために、今あるものを壊さなければ進めないようなこともあるでしょう。
古い物事を終わらせて改革させる力
この新月を導いてくれる恒星アンタレスは、このようなエネルギーをもっています。
火星と冥王星に導かれる新月
今回、日本の新月のチャートは「変化」「変容」というメッセージに満ちています。
真上にある冥王星は、金星と重なっていますが、この金星は、このホロスコープでとても大事な、チャートルーラーです。
ホロスコープの出発地点、アセンダントには「突然の変化」をあらわす天王星もいます。自分では思いもしないような変化が起こることを告げる配置が、いくつもあります。
新月は「対人関係」をあらわす7ハウスで起こりますので、人間関係の変化も起こりやすいでしょう。
現在、月のノードが「私とあなた」という対人関係を表すところにいますので、ここ数年、人間関係の変化はずっとテーマになっていますが、今回の新月でも引き続きそのテーマが出ています。
もうほんとうに、話の通じる相手、感覚の合う相手、本質的にしっくりとくる相手としかいたくない。そのような気持ちも起こるかもしれません。
牡羊座ノースノードの支配星、火星が、このチャートの一番下にいて、「生活の基盤がかわる」ことも表しています。
一番上に冥王星がいますので、それは権力のある存在から言われることかもしれません。
新月のエネルギーの使い方
昨年からずっと変化変容のエネルギーが続いていますが、とくに今回の新月は「古い物事を終わらせて改革させる力」アンタレスに導かれていますので、思い切りが肝心になりそうです。
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アンタレスはそのような決心の、後押しをしてくれるように感じています。
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