太陽を生きるために、安心の場所から一歩外へ出る
私たちは、ときどき心の奥でこう感じることがあります。
このままでいいのかな。
何かを変えたい。
新しい一歩を踏み出したい。
けれど、いざ動こうとすると、急に不安になったり、面倒に感じたり、自信がなくなったりすることがあります。
頭では「変わりたい」と思っているのに、なぜか体が動かない。その理由のひとつに、コンフォートゾーンがあります。
コンフォートゾーンとは
コンフォートゾーンとは、慣れ親しんだ安心の領域のことです。
今の環境。
いつもの考え方。
いつもの人間関係。
いつもの反応の仕方。
いつもの自分の守り方。
たとえそれが、本当に心地よい場所ではなかったとしても、長く慣れていると、人はそこを「安全」と感じます。
たとえば、「やりたいことがあるのに発信できない。」「本当は変わりたいのに、今までの自分に戻ってしまう。」「新しいことを始めたいのに、私には無理かもと思ってしまう。」
こうした心の動きは、単なる怠けや意志の弱さではありません。無意識が、慣れた場所から出ることを怖がっているのです。
人には、慣れた場所を抜けて進みたい本能がある
一方で、人間にはもうひとつの力があります。それは、慣れた場所を抜けて、次の自分へ進みたいという力です。
安心していたい。でも、成長もしたい。
変わるのは怖い。でも、このままでは終わりたくない。
このふたつの気持ちの間で、人は揺れます。
特に人生の転機には、この揺れが大きくなります。
今までの生き方は間違っていなかった。
でも、これからも同じままでいいのだろうか。
そのような問いが心に浮かぶとき、人はコンフォートゾーンの境目に立っているのかもしれません。
占星術で見るコンフォートゾーンは月星座
西洋占星術でこのコンフォートゾーンに近いものが、月星座です。
月星座は、幼いころから身につけてきた感情の反応や、安心のパターンを表します。
無意識に戻ってしまう場所。
慣れ親しんだ心のクセ。
安心したいときに出てくる自分。
それが月星座です。
たとえば、月星座はその人にとって、自然にできることでもあります。けれど同時に、そこに留まりすぎると、人生が広がりにくくなる場所でもあります。
なぜなら、月は「子供の頃の幼い自分」だからです。
幼少期は月のエネルギーが大きい
占星術では、太陽はおおよそ25歳以降に意識して育てていく星とも言われます。
それ以前、とくに幼少期には、月のエネルギーが大きく働きます。
子どものころは、自分の意志で人生を切り開くというよりも、家庭環境や親子関係、周囲の空気の中で心を育てていきます。
その中で、
こうすれば安心できる。
こうしていれば怒られない。
こういう自分でいれば受け入れられる。
という感情のパターンが作られていきます。
これが、大人になってからも無意識の反応として残っていることがあります。
月星座は小さな幼い自分
月星座は、幼いころの自分。生まれて最初に影響する星。
そして過去世のエネルギーでもあります。
ですので月星座は「馴染みのある感覚」「なぜか出来てしまう自分」です。
ただ、月星座は幼い頃の自分なので、人生を前に進めたいとき、月のエネルギーが自分の中に多いと、太陽=大人の自分の力が出しにくいことにもなります。
太陽は、これから育てる自分
太陽は、自分の意志で人生を創っていく力です。
どう生きたいのか。
何を表現したいのか。
どんな人生を選びたいのか。
太陽は、最初から自然にできるものではありません。意識して使い、育てていく星です。
だからこそ、太陽を生きようとするとき、人は少し怖くなります。
慣れた月の場所から出て、まだ十分に慣れていない太陽の方向へ進むからです。
コンフォートゾーンとしての月から抜ける方法
では、どうすれば月星座のコンフォートゾーンから抜けていけるのでしょうか。
そのヒントも、ホロスコープの中に示されています。
変わりたいのに動けないとき、私たちは自分を責めてしまいがちです。でも、それは意志が弱いからではありません。
月のコンフォートゾーンが、あなたを守ろうとしているのかもしれません。
慣れた場所から出るのは、誰にとっても怖いことです。
月星座の整え方
西洋占星術にはたくさんの人生の知恵がつまっています。
月星座のコンフォートゾーンから抜けるため方法も、みなさんのホロスコープのなかで見つけることが出来ます。
そのお話はまた、おいおいにお伝えしていきますので、お楽しみに。
















