風の時代とは
「風の時代」
この言葉を最初に聞いたのは、2020年の年末ごろではありませんでしたか?
それはこの時期、木星と土星がぴったり重なるグレートコンジャンクションがあったためです。
グレートコンジャンクションとは
太陽系の惑星は、それぞれ公転周期があります。
木星は12年で太陽の周りを一周。
土星は29年ほどで太陽の周りを一周します。
するとあるタイミングで、木星と土星がぴったり重なるときがあるのです。
惑星と惑星が重なることを、西洋占星術では「合」「コンジャンクション」と言いますが
木星も土星という、大きくて重要な星どうしが合になるので「グレートコンジャンクション」と言われているのです。
木星は、ものごとを拡大発展させる星。
土星はなにかを乗り越えるために、制限をくわえる星。
どちらも私たちの暮らす社会に、大きなテーマをなげかけてくる星なのです。
グレートコンジャンクションがおこる星座に意味がある
占星術的には、このふたつの星が重なる場所が「どの星座なのか」ということに、意味があります。
12星座があるのは、ご存知ですよね?
牡羊座、牡牛座、、、、という12の星座です。
星座のエレメントが意味を持つ
12の星座は「火地風水」という4種類のエレメントに分かれています。
火・・・精神
地・・・物質
風・・・知識
水・・・感情
おもにこのような意味があります。
木星と土星のグレートコンジャンクションは約20年に一度おこりますが
じつは過去、1842年からずっと、グレートコンジャンクションは「地」のエレメントの星座で起こっていました。
地のエレメントの星座とは「牡牛座」「乙女座」「山羊座」です。
1842年から2000年までずっと、グレートコンジャンクションは「地」の星座で起こっていたのです。
※いちど1981年に「風」のグループの星座である天秤座でグレートコンジャンクションが起こりましたが、その20年後の2000年には、また「地」のグループの星座である牡牛座でおこりました。
これは、1842年から続いていた「地の時代」が、2020年から「風の時代」に移行していきますよ、という未来をイメージさせる現象だったのでしょう。
1981年に天秤座でグレートコンジャンクションがおこったあと、日本はバブルの時代へと変化していきましたね。
2020年以降は風のエレメントだけになる
そして2020年12月22日に、木星と土星が、風のグループの星座である「水瓶座」でグレートコンジャンクション。
しかも「水瓶座0度」という、水瓶座の一番最初の度数で起こり、新しい時代へのまさに一歩が踏み出された感じでした。
これ以降の240年は、グレートコンジャンクションが「風のグループの星座」=「双子座」「天秤座」「水瓶座」で起こり、「風の時代」になるのです。
風のエレメントは、知識や情報、コミュニケーションをあらわす
「水瓶座」は天王星を支配星にもつ星座ですから、天王星という星の持つパワーが働き、知識や情報、コミュニケーションに「思いがけない突然の変化が社会て起こりやすくなる」でしょう。
新しいテクノロジー。新しいアイデアが、実社会でどんどん取り入れられていくようになりそうです。
すでにAIが生活のなかに入ってきていますが、まさに水瓶座的な状況です。
決済方法は、現金や銀行を通してのものだけでなく、さまざまな選択肢をもつ時代に変わってきました。
このような情報や流通方法の変化も、とても水瓶座的です。
風の時代にはほかにも意味があるのですが、まずはグレートコンジャンクションのことを改めて書きました。
風の時代という言葉を2020年ごろに聞くことが多かった方は、なんとなくもうその話は終わったのではないか、、という気がしているかもしれませんが
そうではありません。
たったいま時代は、これから240年つづく「風の時代」に入ったばかりです。
私たちは大きな時代の転換点にいま、いるといって良いでしょう。
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