占星術で意識の構造を知る
太陽系の惑星を読み解く占星術は「私たちの意識と無意識(潜在意識)の構造を解明する」ためのとても優れたツールです。
細かく読むには学びが必要ですが、太陽と月の仕組みを知るだけでも、人生に大きなプラスになります。
太陽意識は、自分でつかんで発展させていく自分軸のエネルギー。
そして月意識は、生まれてから7歳までの親や環境からつくられた、受け身の自分です。
ただし月は無意識(潜在意識)に入っているので、無意識の反応となり、私たちを自動運転させるものになります。
月意識で生きていると、自動的に安全圏で生きる感じがある意味楽ですが、もやもやして苦しくなる時もあるでしょう。
・なんだかほんとうの自分ではない気がする
・ほんとうの自分が、どこか他にいるのではないかしら
このような想いが湧いてきたら、それは月意識を抜けて、太陽意識へ向かおうとしている段階のサインです。
また月は、7歳までの小さな自分で、それ以上は成長しません(ほかの惑星は一生ずっと成長します)
小さな自分に過剰な期待をされて、そこで頑張ってしまうと疲れてしまいます。
自分にエネルギーをもどして生きる
生まれ持ったエネルギーで自分らしく生きるには
・太陽意識の自分に目覚めていく
・月意識を反転させていく
この二つを意識していくと良いのです。
もちろん太陽系には、木星や土星などほかの惑星もたくさんあり、生まれたときの個人個人のホロスコープを読み解くことが大切です。
ただこの二つは、心の中で大きなエネルギーをもっていますので、まずはここを意識するだけでも、生きやすくなっていきます。
月意識を反転させていく
みなさまが生まれたときの月が、なに座にあったのか。
ホロスコープ作成サイトで、生年月日、生まれた時刻、生まれた場所を入力してください。
すると、生まれたときに月が12星座のどの星座にあったのかがわかります。
これが月星座です。
この月星座は、生まれてすぐから7歳までにつちかわれた受け身の自分であり、私たちの人生の根っこの部分ですが、幼い自分でもあります。
月星座は、心の根っこで自分を自動操縦していくものですが、あまり月星座に意識を向けると、月にエネルギーを奪われてとても疲れてしまいます。
また、太陽の力で自分軸で生きようとするときには、月の自動操縦の無意識の感覚を整えていく必要があります。
それは、どうすればできるでしょうか?
月光反転法をつかう
月と上手につきあうには、月星座の反対側の星座に意識を向けることです。
すると心の中のバランスがとても良くなります。
さらに言えば、月星座の反対側の星座の素質を、私たちは生まれながらにたっぷり持っています。
月星座が、親や周りの環境の期待に応えた自分であるのに対して、月星座の反対側の星座の自分は、とても自然体で生き生きとエネルギーにあふれた自分でもあります。
月の12星座別月光反転法
月の12星座別に、月光反転についてワンポイントをお伝えします。
月牡羊座の場合
天秤座的な自分を意識すること。社交的でセンスの良いファッションを好む自分。調和を大事にする自分。
月牡牛座の場合
蠍座的な自分を意識すること。人の心理がよくわかる自分。人との感情的な深いつながりを大事にする自分。
月双子座の場合
射手座的な自分を意識すること。大らかに大きな視点で世界を理解しようとする自分。社会的な問題に関心がある自分。海外や外国語に興味のある自分。
月蟹座の場合
山羊座的な自分を意識すること。仕事に打ち込む自分。外に出て自分の力を発揮する自分。コツコツと努力を積み上げる自分。
月獅子座の場合
水瓶座的な自分を意識すること。自分を主張するのではなく、仲間とのネットワークをいつも意識していく自分。社会全体への視点をつねにもつ自分。面白いアイデアがひらめく自分。
月乙女座の場合
魚座的な自分を意識すること。分析したり批判したりするのでなく「そういうこともあるよね」と受け入れる自分。音楽やアート、芸術の世界にひたっている自分。感情を大事にする自分。
月天秤座の場合
牡羊座的な自分を意識すること。自分の立場や意見をはっきりと言う自分。他人にどうみられるかよりも、自分の意思をはっきりと主張する自分。
月蠍座の場合
牡牛座的な自分を意識すること。自分の五感を大切にする。美味しいものや美しいもの、心地よいもので満たされていく自分。自然から力をもらう自分。
月射手座の場合
双子座的な自分を意識すること。いつも気楽でいたい自分。広く浅く興味を持ち遊ぶことも大好きな自分。軽やかな雰囲気の自分。
月山羊座の場合
蟹座的な自分を意識する。内側のリズムを大事にする自分。笑顔と配慮、いたわりと身内を大事にする感覚。人間味あふれる情緒的な自分。
月水瓶座の場合
獅子座的な自分を意識する。自分の中の無邪気な子供の部分を大事にする。堂々と自己主張する。人生を謳歌する自分。創造性を大事する自分。
月魚座の場合
乙女座的な自分を意識する。現実的な段取りの力がある自分。情報や物をシンプルに整理する力がある自分。細かいところに気がつくことのできる自分。
まとめ
月星座は、うまれてすぐに潜在意識に入り込む自分像で、無意識に私たちを自動操縦する感覚になります。
そこにいれば、そこそこの人生を送ることが出来ますが、太陽のエネルギーで自分軸で生きる喜びは少なくなります。
この太陽と月の仕組みに気がつくことで、人生が豊かになるでしょう。
月星座の反対側の星座的な自分に意識を向けることで、無意識の月星座の自動操縦が整っていき、太陽エネルギーを人生に生かすことが出来るようになります。
とくに月星座的な自分を仕事で使ってる場合、どこか壁を感じて、苦しいことも多いでしょう。
人生で大きく輝く力は、太陽だからです。
月は心のベース幼いころの自分像ですから、社会性はないと思った方がいいでしょう。
そこで勝負すると、小さな自分へのプレッシャーがとても大きくなってしまいます。
月星座と仕事については、また別の記事で書いていこうと思います。
12星座をしっかりと学んでみましょう
私たちは自分のお誕生日の、太陽星座ぐらいしか知らないのが普通です。
月星座は太陽星座と違う場合も多いので、月の星座がなにを意味するか、分からないことも多いでしょう。
ましてや、月星座の反対側の星座となると、これまで気にしたこともなかった星座かもしれません。
12星座がなにを意味しているのか。
なぜそのような意味を持っているのか。
西洋占星術にはとてもしっかりとした理論と構造があります。
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