エネルギーの星・火星
火星は約2年をかけて太陽の周りを一周します。
2024年5月1日、火星がひとつのサイクルを終えて、あたらしく牡羊座に入りました。
これからの約2年間をかけて、火星はホロスコープを一周します。
火星とはどのような星?
赤く夜空に輝く火星は、神話では「軍神アレス」と結びついています。
戦いのエネルギーをもつのが、火星。
「鉄」にも意味付けられているのが、火星です。
鉄を使った武器をつかい、戦いをしていた時代も人類の歴史では長かったですね。
火星のもつ「怒りのパワー」は、正義感にもつながります。
戦うことは現代では好ましいことではありませんが、人が生きていくには、火星のもつエネルギーを人生で発揮することも大事です。
火星のエネルギーは、「勇気」「闘志」「情熱」「肉体的エネルギー」という意味があります。
火星の年齢域
火星は35才から44才あたりの年齢域に関わる星です。
火星のもつ火のエネルギーを活かし、社会に出て、自分なりの働きをしていこうという年代になります。
この時期、自分の中の火星の火を十分に発揮していくと、後半の人生が拡大成功していく道筋が出来ますので、火星のパワーはとても大事です。
トラブルにもつながる火星のパワー
火星のやる気、エネルギーがなければ、人生でなにかを成し遂げることは難しいですが、行き過ぎるとトラブルになるのもまた、火星のエネルギーになります。
謙虚な気持ちをもちながら、火星をパワーを上手にコントロールしながら、爆発しがちな傾向があれば小出しにすることを学びながら、うまく火星を使うことを習得したいものです。
2024年の火星の動き
5月に牡羊座に火星が入り、新しい2年のサイクルが始まりました。
2024年は火星のエネルギーは、どのように働くのでしょうか。
上の図を見ていただくと、2024年の5月に火星は牡羊座に入り、年末は獅子座まで進みます。
今回の火星の動きで特徴的なのは、蟹座と獅子座にいる期間がとても長いことです。
人生にエネルギーをもたらす火星が、今年は「蟹座」「獅子座」に長くいますので、この意味を理解してくことがとても大事になってくると思います。
蟹座の火星
蟹座は水のグループの星座。自分の感情を内側で感じる星座です。
ここに火星がくると、水のグループの蟹座のなかで、火星の火はストレートには燃えにくくなります。
蟹座に火星がある時期は9月5日から11月4日まで。
この時期は、内省が多くなるかもしれません。
また、感情が波立つことが多くなるかもしれません。
蟹座は家庭の中も意味しますので、家庭内での問題も浮き彫りになりやすいでしょう。
内省することや、問題が浮き彫りになることは、新しい自分に変わるためにとても重要なことですから
この時期の火星の働きを知っておくと、生きやすくなるでしょう。
獅子座の火星
獅子座は火のグループの星座。
燃える火のエネルギーをもつ火星は、獅子座では力を発揮しやすくなります。
11月5日から、実に2025年6月17日まで獅子座に滞在します。
途中で火星は逆行し、2025年1月7日から4月18日までは蟹座にいます。
ですので、火星は今回のサイクルでは、蟹座にとても長い期間滞在するわけですね。
あなたの蟹座は、ホロスコープのどこにありますでしょうか。
そこに長期間、火星が滞在します。
そして獅子座に移動した火星は、とても積極的に目的に向かって進んでいきます。
「何をしたいのか」
「どのように生きたいのか」
火星が蟹座にいるときには、この問いかけが来るでしょう。
蟹座は人生の基盤、ベースを意味する星座でもありますので
「あなたの生活、人生の基盤をどこに置く?」
という問いかけをします。
その時期、内面をよくよく見ていくことで、
獅子座に火星が移動してからは、
目的意識に向かって人生を創造していくことが出来るでしょう。
火星の新しいサイクルが始まったので、意識しながら過ごしていきたいと思います。
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