こんにちは!
星読みの小川智子です。
今回の牡羊座新月について、すでにYouTubeやポッドキャストでお伝えしていますが、
ブログでもあらためて書いておこうと思います。
新しく生まれ出る直前という感覚の新月
牡羊座19度で起こる新月。
日本ではアセンダントが魚座で、新月は2ハウスで起こります。
1ハウスと2ハウスに星が集中しているのが、特徴です。
1ハウスは牡羊座の基本ポジションですから、ここに火星、土星、海王星、金星と4つも星が入っていて、とても牡羊座のエネルギーが強いです。
牡羊座の支配星、火星も1ハウスにいますから、なおさらですね。
ところがここでひとつ、注目すべきことがあります。
それは、、、
牡羊座の支配星の火星が魚座にあるということです。
火星は火のエネルギーですから、牡羊座らしくどんどん進もうとしますが
魚座という大海原のようなエネルギーのなかにいますので、どこにむけてどのように力を発揮していくべきなのか、
決めかねている感じです。
魚座のアセンダントですから、魚座の支配星・海王星はこのチャートでとても大事です。
ものごとの境界線を溶かしていく海王星は1ハウスにあり、もしこりかたまった「自分イメージ」があったとしたら、それを溶かしてあなたを緩やかに変化させていくでしょう。
魚座のエネルギー
魚座は12星座の最後の星座です。
人生の最後であり、次の人生にむかう前の、例えればお母さんのおなかの中のような世界です。
牡羊座は、新しく生まれ出るエネルギー。
魚座という大海原から、ぐっと頭を突き出して生まれてくる。
これが牡羊座です。
今回の新月のチャートでは、この魚座から牡羊座へと生まれ出るという意味が、チャート中にたくさん散りばめられています。
「原点に戻る」
「シンプルに自分のしたいことに進んでいく」
けれどまだ、動き出す直前なんですね。
魚座という大海原にいますから。
魚座の火星は、魚座の土星と重なっていて、
火星が無謀な方向に行かないようにしっかりと、土星が見ていてくれています。
ですから、アクセルとブレーキを一緒のふんでいるような
もどかしさを感じている方もいるかもしれません。
けれど、私たちは今「どのような人生をこれから生きる?」と考えるタイミングに来ているのです。
少し立ち止まっても、動きが鈍くても、いいんです。
いまはそのような時期。
太陽・月そしてキロン
今回の新月の特徴は、新月にキロンが重なっていることです。
キロンというのは、傷を持つヒーラーという意味のある小惑星で
土星と天王星のあいだにある星です。
牡羊座のキロンは傷を持っているので、
牡羊座らしく真正面に飛び出していくことに、ためらいが生まれがち。
けれどキロンはもともと、とても優秀だったのです。
自ら学び、音楽や哲学、さまざまな学問を収めて、教えたりしていたのです。
毒矢を受けたために星座となって夜空にいますが、
もともとの素質を想い出せば、
このキロンの力を借りてわたしたちは
たくさんのことを出来るようになるでしょう。
牡羊座のこの新月は、そんな意味を持っています。
さらに詳しい解説は、YouTubeで話していますので、
よろしければご視聴くださいませ。