牡羊座新月[2024年4月9日]の意味すること

こんにちは!
星読みの小川智子です。

今回の牡羊座新月について、すでにYouTubeやポッドキャストでお伝えしていますが、

ブログでもあらためて書いておこうと思います。

新しく生まれ出る直前という感覚の新月

牡羊座19度で起こる新月。

日本ではアセンダントが魚座で、新月は2ハウスで起こります。

1ハウスと2ハウスに星が集中しているのが、特徴です。

1ハウスは牡羊座の基本ポジションですから、ここに火星、土星、海王星、金星と4つも星が入っていて、とても牡羊座のエネルギーが強いです。

牡羊座の支配星、火星も1ハウスにいますから、なおさらですね。

ところがここでひとつ、注目すべきことがあります。

それは、、、

牡羊座の支配星の火星が魚座にあるということです。

火星は火のエネルギーですから、牡羊座らしくどんどん進もうとしますが

魚座という大海原のようなエネルギーのなかにいますので、どこにむけてどのように力を発揮していくべきなのか、

決めかねている感じです。

魚座のアセンダントですから、魚座の支配星・海王星はこのチャートでとても大事です。

ものごとの境界線を溶かしていく海王星は1ハウスにあり、もしこりかたまった「自分イメージ」があったとしたら、それを溶かしてあなたを緩やかに変化させていくでしょう。

魚座のエネルギー

魚座は12星座の最後の星座です。

人生の最後であり、次の人生にむかう前の、例えればお母さんのおなかの中のような世界です。

牡羊座は、新しく生まれ出るエネルギー。

魚座という大海原から、ぐっと頭を突き出して生まれてくる。

これが牡羊座です。

今回の新月のチャートでは、この魚座から牡羊座へと生まれ出るという意味が、チャート中にたくさん散りばめられています。

「原点に戻る」

「シンプルに自分のしたいことに進んでいく」

けれどまだ、動き出す直前なんですね。

魚座という大海原にいますから。

魚座の火星は、魚座の土星と重なっていて、

火星が無謀な方向に行かないようにしっかりと、土星が見ていてくれています。

ですから、アクセルとブレーキを一緒のふんでいるような

もどかしさを感じている方もいるかもしれません。

けれど、私たちは今「どのような人生をこれから生きる?」と考えるタイミングに来ているのです。

少し立ち止まっても、動きが鈍くても、いいんです。

いまはそのような時期。

太陽・月そしてキロン

今回の新月の特徴は、新月にキロンが重なっていることです。

キロンというのは、傷を持つヒーラーという意味のある小惑星で

土星と天王星のあいだにある星です。

牡羊座のキロンは傷を持っているので、

牡羊座らしく真正面に飛び出していくことに、ためらいが生まれがち。

けれどキロンはもともと、とても優秀だったのです。

自ら学び、音楽や哲学、さまざまな学問を収めて、教えたりしていたのです。

毒矢を受けたために星座となって夜空にいますが、

もともとの素質を想い出せば、

このキロンの力を借りてわたしたちは

たくさんのことを出来るようになるでしょう。

牡羊座のこの新月は、そんな意味を持っています。

さらに詳しい解説は、YouTubeで話していますので、

よろしければご視聴くださいませ。

魂の望みをプロデュースする「ときめき占星術」 心の望みを形にするサポートをしています。 西洋占星術、魂の進化占星術と、未来イメージやブロック開放のための潜在意識ヒーリング(ヒプノセラピー)をご提供しています。