２０２５年の惑星の動き【冥王星】
2025年、すでに冥王星は水瓶座に入っています。
このあと、2043年3月9日まで水瓶座に滞在します。
ここ数年の詳しい冥王星の動きは、このようになります。
2023年3月24日 山羊座から水瓶座へ移動
2023年6月11日 逆行して山羊座に戻る
2024年1月21日 ふたたび水瓶座に入る
2024年9月2日 逆行して山羊座に戻る
2024年11月20日 最終的に水瓶座に入る
2023年より順行と逆行を繰り返して、二つの星座のあいだを行き来していた冥王星は、2025年からはずっと水瓶座に滞在することになります。
冥王星とはどのような惑星？
冥王星は、太陽系の一番外側にある小さな星です。
1930年に発見された惑星で、太陽系の一番外側にあり、外宇宙との接点に位置します。
西洋占星術ではとても大事な惑星ですが、とても小さな惑星のため、天文学的には2006年に、惑星ではなく準惑星とされました。
ですが大変大きなエネルギーをもつ星ですので、西洋占星術では惑星として扱います。
変容のパワー、破壊と再生のエネルギーをもつ冥王星
冥王星はPluto（プルート）という名称ですが、これはローマ神話の冥界の王プルートから命名されました。
ギリシャ神話では、ハーデスという冥界の王になります。
冥王星は、破壊と再生の星です。いまあるものを一度消滅させ（冥界に降りるイメージ）、そして新しく蘇るエネルギーを持っています。
変容する力でもあります。これまでのものがまったく、違う姿に変容するのです。
山羊座の冥王星
冥王星が山羊座に入ると、山羊座の性質を膨らませてから壊すということが起こります。
これまでのものを、違う形にして新しく蘇らせるということが、冥王星の働きなのです。
山羊座の性質とは
山羊座は、「土」のグループの星座です。
コツコツと積み上げる力があり、組織する力があります。
山羊座は社会星座です。
社会全体を良くしていこうという性質をもつ星座ですので、組織は、会社や国家といった大きなものになります。
縦の組織をつくり、機能的に動かしたいのです。ステイタスや地位を手にすることも山羊座的です。
この山羊座に、破壊と再生の冥王星が入ると、この山羊座の性質をいちど壊して、違う形にしようとはたらきます。
ですから表面的には、なにかが壊れるように見えるのです。
2008年に冥王星が山羊座に入った時、リーマンショックがあり、日本もその影響をうけました。
最近では、芸能界や政界で組織的にこれまで表に出なかったようなことが、少しづつ誰の目にも明らかになり、大きな変化が起きています。
冥王星の公転周期と歴史の出来事
冥王星は太陽の周りを約２４８年かけて回ります。
かなり楕円軌道の惑星で、現在は地球に近いあたりにいます。
冥王星は2008年に山羊座に入り、2024年まで滞在しました。
前回、約248年ほど前に冥王星が山羊座に入っていた時期、1762年から1778年あたりでは、世界の大きな出来事として、1776年のアメリカ合衆国の独立ということがありました。
山羊座の組織は、国家という意味もありますので、この時期には国境が変わり、ひとつの新しい国家が出来るという出来事が起こりました。
水瓶座の冥王星
水瓶座に冥王星が入るこれからの２０年は、水瓶座的な性質をどんどん冥王星が膨らませていくことになります。
そしてやがて、それが新しい水瓶座的なものに、再生していくことになりますが、それはまだ先のことでしょう。
これからは水瓶座的な性質がどんどん強まっていきます。
水瓶座の性質とは
自由であること、自分の個性を尊重すること、アイデアを出して改革していくこと、直感を大事にすること、斬新な考え方をすること。
そして個人を尊重しながらも、社会全体がうまくいくように、どうしたらいいのかと、全体が良くなるようなことを考えます。
縦の組織ではなく、個人個人の横の繋がり、ネットワーク、仲間という繋がりの中から、発展していくことを好みます。
水瓶座の時代は、個人の時代と言われているのはそのためです。
山羊座は縦の組織ですが、水瓶座は横のネットワークです。
山羊座は土の性質をもつ星座ですから、しっかりと組織を固めようとします。
一方で水瓶座は、風の性質をもつ星座ですので、横に広がっていき、情報やアイデア、会話、コミュニケーションを大事にするのです。
これからの時代は、この二つの星座の性質の違いから、実際の社会的でも変化が生まれるでしょう。
これからの２０年の生き方
大きな星がつぎつぎと星座を移動する2025年は、真に価値ある、自分らしい生き方を考え始める人が増えそうです。
新しい２０年の幕開けですね。
この節目に、自分にとっての豊かで幸せな人生とはと、考えてみる。
冥王星は一足はやく2024年11月20日に水瓶座入りしますが、2025年は海王星、天王星、土星という大きな星が、二つの星座をいったり来たりしますので、新旧のムードが混在する年になりそうです。
このタイミングは、生き方、在り方を見つめなおすことに最適な時期。
特に蟹座に木星が入る、2025年6月以降は、自分の居場所をしっかりと整えて、気持ちをしっかりと整え、ホッとする場所をさがすことから、だんだんと自分らしい水瓶座時代の生き方が、心の内側から湧いてくるように思います。
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ひとりひとりの個性の時代。
2025年のおもな星の動きは、いかがでしたでしょうか。
水瓶座を生きるときに、西洋占星術で自分理解をすることは、とてもお勧めの方法です。
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