この「占星術の本棚」では、私が所有している占星術関連の書籍を、個人的な感想でレビューしていきます。占星術を学びたい方のご参考になれば嬉しいです。
占星術完全ガイド | ブックレビュー
この本はどんな本?
『占星術完全ガイド――古典的技法から現代的解釈まで』は、ケヴィン・バーク著、伊泉龍一訳による西洋占星術の本です。
タイトルには「完全ガイド」とあるように、占星術の大きな骨格をしっかり学びたい方向けの一冊です。
古典占星術の知識と、現代占星術の解釈を、著者は融合しようと試みているところが特徴です。
サイン・惑星・ハウス・アスペクトなどの基本だけでなく、ハウスシステム、逆行、食、月のノードなどにも触れられています。
基本情報
| 書籍名 | 占星術完全ガイド――古典的技法から現代的解釈まで |
| 著者 | ケヴィン・バーク |
| 訳者 | 伊泉龍一 |
| 出版社 | フォーテュナ |
| ISBN | 9784865380361 |
| 占星術の種類 | 西洋占星術/古典的技法/現代占星術 |
| 難易度 | 中級~上級 |
良書ですが、占星術を初めて学ぶ方には、少し専門性が高く感じられるかもしれません。
サイン・惑星・ハウスなどの基本的な説明もありますが、内容全体としてはかなり広く、古典的な技法や専門的なテーマにも踏み込んでいます。
そのため、最初の一冊というよりは、少し占星術の基本を学んだ方が、もう一段階深く学ぶために読む本としておすすめです。
私のレビュー
この本は、古典占星術の知識と現代占星術の解釈を上手に融合させている一冊だと感じました。
占星術には、長い歴史の中で受け継がれてきた技法があります。現代の占星術では、心理的な解釈や自己理解の視点も大切にされています。
西洋占星術の基礎知識について骨格のしっかりした内容が、シンプルにまとめられていて、とても学びが深まります。
印象に残ったのは、ハウスシステムについての解説と、出生図の中で逆行している惑星についての章です。
逆行している惑星について、ここまでまとまって触れている本は、私の手元にある占星術書の中では見かけないので、その意味で、この本の内容は貴重だと感じました。
ただし、サインの中の惑星についての解説はありますが、惑星と惑星がそれぞれアスペクトした場合の具体的な解釈はありません。
アスペクトそのものの解説はありますが、「金星と土星のアスペクトはどう読むのか」「月と冥王星のアスペクトはどう解釈するのか」といった個別の組み合わせを詳しく知りたい方は、他の書籍もあわせて持っておくとよいと思います。
この本は、占星術の大きな骨格を学ぶための本です。
巻末には、出生チャートを解釈するためのワークシートがついています。
私はさすがに本に直接書き込むことはしませんが、自分で同じような図を作って書き込んでいくと、とても楽しいと思います。
本来、占星術はこのように、自分の星について客観的に見つめるワークをすることで、自分理解が深まっていくものです。
知識として読むだけではなく、自分の出生図に照らし合わせながら読むことで、この本の良さがより生きてくると思います。



