こんにちは、星のガイド小川智子です。
「これまで学んできたことを、誰かのために役立てたい」
「子育てもひと段落したし、これからは自分のやりたいことを始めたい」
そんな思いがあるのに、いざ行動しようとすると動けない。何をしたいのか、自分の言葉で伝えようとしても、うまく言葉にならない。
皆さんにも、そんな経験はありませんか。
ポッドキャストではただいま「セカンドステージ」というシリーズを配信しています。
その音声の一部をこちらでご紹介しますので、すべてお聴きになりたい方は、このブログの下部にリンクしているポッドキャストを再生してください。
新しいことを始めるために、働き方も変えたのに
その女性とやり取りをさせていただいたのは、今から5年ほど前のこと。当時、57歳か58歳くらいの方でした。
長年、一つのお仕事を続けながら、その仕事に関係するさまざまな方法や、心理的なことまで、ご自身で学び続けていらっしゃいました。
仕事をするうえで、必ずしもそこまで学ぶ必要があったわけではありません。それでも、興味のあることを学び、自分なりに工夫して、仕事に生かしてこられたのです。
やがて、お子さんが大学を卒業し、就職して家を離れる時期を迎えました。その節目に、ご自身のこれからについても考えるようになったそうです。
「これまで学んできたことや経験を、若い方たちに伝えたい」
「自分の経験を生かして、誰かをサポートしていきたい」
その時間をつくるために、正社員から短時間のパートへと働き方を変えました。フルタイムの仕事を少しセーブして、新しいことにも取り組んでいこうとされたのですね。
ところが、いざ自分で何かを始めようとすると、動けない。
思いはたくさんあるのに、実際に行動することが出来ない。
次の人生へ進みたいと思うほど、動けない自分に困ってしまう。
知識も経験もあり、時間をつくるための準備もした。それでも踏み出せない。その悩みを抱えて、ご相談に来られました。
月星座は、無意識の自分を知る手がかり
その方は、もともと西洋占星術に少し興味があり、ご自身のホロスコープを見たこともあったそうです。ただ、太陽星座については知っていても、全体の意味はよくわからなかったとおっしゃっていました。
そこで一緒に見ていったのが、月星座です。この方の月は、獅子座にありました。
月の解釈には、占星術の中でもいろいろな考え方があります。私は月を、幼い頃からなじんでいる感情の反応や、無意識に世界を見るときの「フィルター」のようなものとして捉えています。
自分にとってはあまりにも自然なので、普段は気づかない。「私はこういう人」「周りの人は私をこう見ている」と感じる、その土台に関わるものです。
また、私が親しんでいる進化占星術の視点では、月を過去世から持ち越した感情の記憶と結びつけて読むこともあります。
ただ、月の性質だけで、その人のすべてが決まるわけではありません。月という慣れ親しんだ土台を持ちながら、ほかの星の力も使い、自分の人生をつくっていく。私はそんなふうに考えています。
では、獅子座にはどんな性質があるのでしょうか。
獅子座は、火のエレメントに属する星座です。自分の中にある「これをしたい」「こんな思いを伝えたい」という情熱を、周りの人にも広げていこうとする性質があります。
自分が大切にしてきたことに誇りを持ち、その思いや経験を通して、人に働きかけたい。
この女性の「これまで学んできたことを、若い方たちに伝えたい」という願いにも、私は獅子座らしい思いを感じました。
けれども、その思いの強さが、そのまま行動につながるとは限りません。この方の場合は、伝えたいことがたくさんある一方で、いざ自分から動こうとすると、立ち止まってしまっていたのです。
「自分の中で何が起きているのか」に気づくことから
この方は、長年学び、工夫を重ねてきたご自身に、誇りを持っていらっしゃいました。
だからこそ、その経験を生かしたいし、人にも伝えたい。それなのに動けないことが、大きな悩みになっていたのですね。
さらにお話を伺うと、「周囲から軽く見られているように感じる」という思いもありました。
実際に周囲がどう考えていたかとは別に、ご本人の中には、そのように受け取ってしまう感覚があったのです。自分の持っている価値を伝えたい気持ちと、なかなか動き出せない気持ち。その間で、いろいろな思いを抱えていらっしゃいました。
ここで大切だったのは、ご自身の月が、心の中でどのように働いているのかを知ることでした。
「私は、こんなふうに感じていたんだ」
「この反応が、無意識のうちに出ていたんだ」
それまで自分と一体になっていた感情に気づくことで、自分の心を少し離れたところから見られるようになる。その気づきが、この方にとって変化の始まりになりました。
もちろん、月星座が獅子座の方すべてに、同じことが当てはまるわけではありません。今回は、この女性のお話を通して、月が無意識の反応にどう関わっていたのかを見つめています。
第二の人生に向けて、準備をしているのに動けないとき。新しい知識を増やすことに加えて、すでに自分の中にある思いや反応を知ることが、次の一歩につながる場合もあるのです。
今回のポッドキャストでは、月と幼い頃の自分との関わりや、獅子座の性質について、もう少し詳しくお話ししています。ご自身の気持ちと重なるところがあった方は、ぜひ音声でも聴いてみてください。










